NIPT(新型出生前診断)を受けました-体験談と当日のアドバイス-

妊娠中

2021年のはじめに、NIPT(新型出生前診断)を受けました。
NIPTを実際に受けてみた経験を中心に、こまかいことをFAQ形式でまとめます。NIPTを検討している方の参考になればさいわいです。

そもそもNIPTとは?など概要はこちら。

Q.麦田はなぜNIPTを受けた?

A.年齢とか。

(1)高齢出産であるため
(2)ほか諸事情

Q.どうやって受けた?

A.Webで申し込みました。

麦田はDNA先端医療にて検査を受けました。

よって本稿の体験は、麦田がNIPTを受けた2021年はじめ時点でDNA先端医療が実施していた検査にもとづく内容が中心になります。

Q.いくらかかった?

A.23万円ちょっと。

全染色体と性染色体を調べるコースを選びました。検査当日にクレカで支払いました。

新生活、家電を新調しました!みたいな額のレシート

Q.検査はどこで受けた?

A.提携クリニックにて。

検査機関が全国各地のクリニックと提携をむすんで採血検査を実施しています。
麦田は一人で、電車で1時間半くらいのところへ出向きました。

DNA先端医療>クリニック一覧

Q.検査当日はどんな流れ?

A.クリニックから説明→採血→支払

クリニックからの説明は、
(1)今回行う検査の内容
(2)クリニックが検査機関と提携するに至った経緯
について。

後者は「センシティブな情報を取り扱うことになるけど、ちゃんとした理念に基づいてやっているから安心してね」という意味合いで、検査前に説明するよう取り決められているのかな と感じました。
その後クリニック側から「さしつかえなければ、今回検査を受けようと決めた理由をきかせていただけますか」と質問がありました。
こちらも、センシティブな検査をするにあたり、受検者が検査の意義について理解および納得しているかを確認する意味で行うものかと思います。強制ではなく、話さなくても大丈夫。

Q.検査の日に気をつけることは?

A.無理しない。

妊娠初期なので急に具合が悪くなることもあります。移動の際は気をつけましょう。
当日も前日も飲食の制限等はないので、食事や間食はいつしても(しなくても)大丈夫。

当時の私、地下鉄より空気がいいし20分くらいならいい運動かも と駅からクリニックまでの道程を歩きました。問題なく到着はしたものの、帰りはふつうに地下鉄に乗りました。そして、乗換を間違えました。

麦田
麦田

明らかに疲れてるだろ。

よって「無理しない、場合によってはタクシーなども使う」が最適解だと思います。

体調が悪くて行けない場合も(検査対象者が妊娠初期にあることは先方も承知の上です)、日程変更などの対応をしてもらえます。詳しくはご確認を。

Q.結果はどうやって来る?

A.メールで届きます。

麦田の場合、検査実施日から11日後にメールが来ました。
まず、検査から数日後に登録電話番号へ「〇月〇日に検査結果をお知らせするメールをお送りする予定ですよ」という電話があり、その後、電話で通知されていた日にメールが届きました。検査結果はメールにpdfファイルのURLが記載されて送られてきます。

Q.検査を受けたメリットは?

A.安心感。

結果がわかってからの妊娠期間中、不安はべらぼうに少なく済みました。
はじめての妊娠で、わからないことや対応しきれないことがたくさんあったため、早い時期に大きな不安がひとつなくなったのはものすごくよかったです。

個人的には、早くから性別がわかっていたのもうれしかったです。
ふとしたときに面影が見えるようで、よりかわいく感じました。

Q.検査を受けたデメリットは?

A.ハラハラ感。

結果がわかるまでの数日(とりわけ結果の来る当日)、夫も私も気持ちが上ずったままで、なにも手につかなかった。ほかはとくになし。

Q.もし陽性だったらどうした?

A.自分にも永遠にわからない。

夫とは「陽性の場合どうするかは、陽性という現実が自分たちのものになってから、きちんと話して決めよう」と合意して受けました。なのでわかりません。

われわれ 結婚してすぐに割とシビアなことがあって、以来、
「どんなことも起きるときは起きる」
「圧倒的な現実は価値観をまるごとひっくり返すので事前の想定はあまり役に立たない」
「すべてのエネルギーを現場で最善の判断をするために用いる」
というスタンスでやっています。

Q.まだ不明点がある

A.私からはそんなところで

もし麦田に直接訊きたいことがあれば、こちらからどうぞ。
DNA先端医療の質問集は下記から。

DNA先端医療>よくある質問

結び

「NIPTのより幅広い実施」
「保険適用の対象に」
といったことを、私個人はとくに推進するべきとは考えていません。

妊娠がわかったときにNIPTという技術がすでに確立されていて、われわれにとってその検査が必要だと判断したから、受けました。私の固有の事情や倫理観について第三者に開示または説明する気がないので、そういった部分ははぶいて記述しています。
NIPTと私の距離感は、そんな感じです。

確実に言えるのは、私自身は検査を受けてよかったと思っている ということでしょうか。
なにかのお役に立てば、さいわいです。

本稿にて参照:DNA先端医療
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