2020年の冬に卵管造影検査を受けました。
全然痛みはなく、検査後すぐの周期で妊娠しました。

いわゆる「ゴールデンタイム」というやつですね。
受けるのをためらっている方、先送りしたいと考えている方向けに、検査でどんなことをしたのかと「早い方がいい」と考える理由をお話ししたいと思います。
卵管造影検査の流れ
麦田の受けた検査手順
処置室で子宮内にチューブを挿入される
→痛くなかった。
正直なにをされたかよくわからなかった。
検査室に歩いて移動し造影剤を入れる
→痛くなかった。
X線の台に仰向けに寝るよう指示される。医師が足元で作業をはじめると、看護師さんが今なにをしているか、次にどうするかを細かに中継してくれる。リアルタイムで見えるX線画像がすごく面白い。
脚をゆっくり伸ばすよう指示される
→右下腹あたりに、生理前の「生理が来るな」とわかるときのような鈍い違和感。痛いまではない。
ここで医師が少し手をゆるめる。看護師さんも注意深く見守りつつ動作の指示をくれる。
終了
→痛くなかった。
台を降りて待合室へ。会計待ちの間にトイレへ行くとまるきりサラダ油のような油が出て、ちょっと笑う。
翌日はX線を撮るだけ。造影剤が腹腔に広がっており、妊娠にさしさわる子宮内部の形状変化もないことが確認できた。
卵管造営検査、完。
私の診断結果
翌日のX線で卵管内部にはどこにも詰まりはないとみられる との診断。
この後すぐ妊娠したため、他の検査は実施せず終了。
妊活、完。
受けるなら早い方がいい
麦田のところは、結婚した時点で年齢が高かったのと
(1)問題があるならすみやかに対処したい
(2)無理なら無理と早く判明した方がいい
という考えだったので、妊活開始から2ヶ月で検査を受けました。

時間、不可逆だから…
受けないのもありだと思う
妊活のような、確実に成果が出るわけでないプロジェクトに取り組むにあたり、一定の基準や指針があるということはとても重要だと思います。
「地獄の痛み!!!」みたいな感想を見てしまったのでどうしても受けたくないという方や、検査を受けてだれに責任があるのか暴くこと自体を避けたい方が
「卵管造影検査は受けない」
とハッキリ決めてしまうのは、麦田個人はむしろよいとりきめだと思うのです。
受けるなら早い方がいい
そういう決定とは別の、先送り。
「いずれ受けなきゃとは思っているけど、そのうち妊娠するかもしれないし…」という考え、これは、あまりおすすめできません。
もし卵管が詰まっているのに自然妊娠を待っていたとしたら、その間の周期は全部ロスになります。未然に防げたはずのロスです。
時間というリソースは絶対に取り戻せません。懸案事項をずっと抱えるストレスからも解放されますから、どうせ受けるなら早い方がいいです。

時間、不可逆だから…(2回目)
よさげな病院を探そう
検査を受けた病院は不妊治療専門のところで、院内の清潔さやプライバシーへの配慮も行き届いており、診察も手際がよかったです。
サイトの更新頻度やコラムの掲載など、情報発信に積極的な病院は新しい技術や設備を積極的に導入している傾向があるように見受けます。まずは、よさげな病院を探してみましょう。
もう一度言おう、痛くなかったと
妊娠出産関係の話題では「痛い」というキーワードが頻出しますね。
Webや出版物に書かれた体験談は、たいていそれ以降は更新されません。
医療は日々進歩しているし、意欲のある医師は腕を磨いています。
何年も前の器具や技術の水準では「痛い」とされていた処置が、全然痛くなくなっていることもよくあります。医療のレポやクチコミは、投稿や出版の日付を参照するのも重要かなと思います。
卵管造影検査は、とても有用な検査です。
受ける方の不安と負担が、少しでも少なくなくなっていけばいいですね。