2021年の夏、
妊娠7ヶ月で妊娠糖尿病と診断された麦田。
お医者さんはいつも次回診察までの話しかしてくれず、その先は「ようすを見ましょう」というぼやかした言い回し。
出産までの治療のイメージは、よくつかめませんでした。
そんなわけで、麦田の
〈診断確定→出産→治療完了〉
までの流れに、あとから振り返っての感想をはさみました。
参考になればさいわいです。
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スクリーニング検査から完治まで
- 25wスクリーニング検査
ここまで妊娠経過は順調。
スクリーニング検査にて基準値超え。翌週75g糖負荷試験(本検査)を行うことに。 - 26w75g糖負荷試験
本検査にて基準値超え。
妊娠糖尿病の診断が確定。
日に4回の血糖値測定+記録を開始。麦田診断は「もしかしたら、ずっとお腹の子に苦しい思いをさせていたんじゃないか…」とかなりメンタルに入りました。
数値は基準をわずかに上回る程度だったので、今となっては「ちゃんとリスクが検出されてよかった」と思います。
- 27w栄養指導
ひきつづき血糖値測定と記録。
インスリン注射開始は見送り。管理栄養士さんと30分くらい話せるので、食生活で気になることをまとめておいて質問するのがおすすめ。
- 29wインスリン注射開始
血糖値が上がりはじめたためスタート。注射は日に4回。以降出産まで、診察のつどインスリン量を調整して注射をつづける。
注射はよく「たいへんだね」と言われましたが、血糖値をこまかく心配しなくていいぶん、心理面ではラクでした。
- 37w妊娠糖尿病のNST開始
妊婦健診で実施するNSTとはべつに、妊娠糖尿病の妊婦のみ行う。これ以降生まれるまで、妊婦健診のつど(計3回)実施。
NSTのぶん、ふだんの妊婦健診より30分ほど長くかかります。
- 39w妊婦健診ラスト
自然分娩の予定。
産気づくのを待つも気配なし。
妊娠糖尿病の場合、大幅な予定日超過はリスクとなるので、予定日の2日後に入院して誘発分娩を行うことに。 - 予定日+2d誘発分娩入院
LDRに入院し誘発剤点滴開始。
インスリンは病院側が預かって管理。入院後は絶食し、点滴でまかなう。2時間ごとに血糖値測定を行う。 - 予定日+3d出産
自然分娩ですすめていたが、
破水後に子の心拍が下がったため
緊急帝王切開にて出産。
子、3000g超で元気に誕生。陣痛がついてからはインスリン注射はせず。血糖値測定は行っていた気がする。
- 産後2d私の血糖測定終了
産後の血糖値測定が終了。
胎盤が体外に出てしまうと、インスリンの分泌はすぐにふだん通りに戻るようです。
- 生後3d子の血糖測定終了
生まれて以降、日に1回?血糖値を測定していた。
問題ないことが確認できたので終了。新生児の低血糖は生まれてすぐに起こることが多いようですが、念のため測定は数日つづくようです。
- 退院前糖負荷検査の予約
産後3ヶ月以内をめやすに75g糖負荷試験を行う。予約。
病院から「3時間程度かかるので子どもは預けて1人で来院したほうがいいよ」と指示あり。夫が有休をとって対応。
- 産後2ヶ月治療完了
75g糖負荷試験を実施。
基準値を超えなかったため、糖尿病への移行は確認されず。治療完了。妊娠糖尿病だった人は糖尿病へ移行するリスクが高いので、年1回同じ検査を受けることを勧められました。
楽しい妊娠期間を!
お医者さんはなんでいつも、次回診察までの話しかしてくれないんだろう…
と当時は思っていましたが 結局、治療のメインは「病状に合わせて対処する」ことなんですよね。急激に悪化したりするケースもあるし、お医者さんもあまり未来の話はできなかったんだな と今ならわかります。
心配はあったものの、子がおなかにいた時間は本当に貴重なものでした。
どうか一日一日を楽しんで過ごしてください!