妊娠糖尿病でも無事に出産できた(3)-診断から治療完了までの流れ-

妊娠糖尿病

2021年の夏、
妊娠7ヶ月で妊娠糖尿病と診断された麦田。
お医者さんはいつも次回診察までの話しかしてくれず、その先は「ようすを見ましょう」というぼやかした言い回し。
出産までの治療のイメージは、よくつかめませんでした。

そんなわけで、麦田の
〈診断確定→出産→治療完了〉
までの流れに、あとから振り返っての感想をはさみました。
参考になればさいわいです。

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スクリーニング検査から完治まで

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    スクリーニング検査

    ここまで妊娠経過は順調。
    スクリーニング検査にて基準値超え。翌週75g糖負荷試験(本検査)を行うことに。

  • 26w
    75g糖負荷試験

    本検査にて基準値超え。
    妊娠糖尿病の診断が確定。
    日に4回の血糖値測定+記録を開始。

    麦田
    麦田

    診断は「もしかしたら、ずっとお腹の子に苦しい思いをさせていたんじゃないか…」とかなりメンタルに入りました。

    数値は基準をわずかに上回る程度だったので、今となっては「ちゃんとリスクが検出されてよかった」と思います。

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    栄養指導

    ひきつづき血糖値測定と記録。
    インスリン注射開始は見送り。

    管理栄養士さんと30分くらい話せるので、食生活で気になることをまとめておいて質問するのがおすすめ。

  • 29w
    インスリン注射開始

    血糖値が上がりはじめたためスタート。注射は日に4回。以降出産まで、診察のつどインスリン量を調整して注射をつづける。

    注射はよく「たいへんだね」と言われましたが、血糖値をこまかく心配しなくていいぶん、心理面ではラクでした。

  • 37w
    妊娠糖尿病のNST開始

    妊婦健診で実施するNSTとはべつに、妊娠糖尿病の妊婦のみ行う。これ以降生まれるまで、妊婦健診のつど(計3回)実施。

    NSTのぶん、ふだんの妊婦健診より30分ほど長くかかります。

  • 39w
    妊婦健診ラスト

    自然分娩の予定。
    産気づくのを待つも気配なし。
    妊娠糖尿病の場合、大幅な予定日超過はリスクとなるので、予定日の2日後に入院して誘発分娩を行うことに。

  • 予定日+2d
    誘発分娩入院

    LDRに入院し誘発剤点滴開始。
    インスリンは病院側が預かって管理。入院後は絶食し、点滴でまかなう。2時間ごとに血糖値測定を行う。

  • 予定日+3d
    出産

    自然分娩ですすめていたが、
    破水後に子の心拍が下がったため
    緊急帝王切開にて出産。
    子、3000g超で元気に誕生。

    陣痛がついてからはインスリン注射はせず。血糖値測定は行っていた気がする。

  • 産後2d
    私の血糖測定終了

    産後の血糖値測定が終了。

    胎盤が体外に出てしまうと、インスリンの分泌はすぐにふだん通りに戻るようです。

  • 生後3d
    子の血糖測定終了

    生まれて以降、日に1回?血糖値を測定していた。
    問題ないことが確認できたので終了。

    新生児の低血糖は生まれてすぐに起こることが多いようですが、念のため測定は数日つづくようです。

  • 退院前
    糖負荷検査の予約

    産後3ヶ月以内をめやすに75g糖負荷試験を行う。予約。

    病院から「3時間程度かかるので子どもは預けて1人で来院したほうがいいよ」と指示あり。夫が有休をとって対応。

  • 産後2ヶ月
    治療完了

    75g糖負荷試験を実施。
    基準値を超えなかったため、糖尿病への移行は確認されず。治療完了。

    妊娠糖尿病だった人は糖尿病へ移行するリスクが高いので、年1回同じ検査を受けることを勧められました。

楽しい妊娠期間を!

お医者さんはなんでいつも、次回診察までの話しかしてくれないんだろう…
と当時は思っていましたが 結局、治療のメインは「病状に合わせて対処する」ことなんですよね。急激に悪化したりするケースもあるし、お医者さんもあまり未来の話はできなかったんだな と今ならわかります。

心配はあったものの、子がおなかにいた時間は本当に貴重なものでした。
どうか一日一日を楽しんで過ごしてください!

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