妊娠糖尿病でも無事に出産できた(1)-症状軽めの体験談-

妊娠糖尿病

妊娠糖尿病のリーフレットやWebページ、ものものしい単語がたくさん並んでいますよね。
「子は大丈夫なの?」とぐらぐらしたのを今でも覚えています。

2021年の夏、妊娠7ヶ月で妊娠糖尿病と診断された麦田。予定日+3日で3000g超の元気な子を無事出産することができ、現在も母子ともに問題なく元気でいます。

妊娠糖尿病のあらましと麦田の体験を、かいつまんだFAQ形式でまとめました。

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Q.妊娠糖尿病とは?

A.妊娠中に発見または発症した糖代謝異常です。

最新の正確な情報は妊産婦学会HPから。

Q.妊娠糖尿病と診断された。すぐ入院するの?

A.症状が軽ければ診断→即入院にはならない。

軽症なら、自宅での血糖値測定からスタートします。麦田は出産まで、内科の通院治療のみでした。
教育入院なし、自己注射も10分ほどのレクチャーで出来るようになるかんたんなものです。
重度の場合はすぐに入院することもあります。

Q.妊娠糖尿病になるとできなくなることは?

A.助産院や自宅での出産は不可に。

妊娠糖尿病の診断が出ると、症状の重さにかかわらず、助産院や自宅での出産はできなくなります。
麦田はもともと総合病院に行っていましたが、助産院等での出産を予定されている方は、あらたに病院にかかる必要があります。

Q.治療はどんなふうに進む?

A.麦田の場合こんな感じ。

妊娠糖尿病でも無事に出産できた(3)-診断から治療完了までの流れ-

Q.治療費はいくらかかる?

A.症状が軽ければ3-5万円くらい…?

通院治療だけであれば合わせて3-5万円くらいになるかなと思います(内科と産科いっしょに会計していたので若干うやむや)。薬剤の量などにもよる。

Q.妊娠糖尿病、食事はどうすればいい?

A.管理栄養士の指導を受けましょう。

管理栄養士の指導を受けたものの「いや、ふだんからわりとちゃんとした食事してるんだが」となってしまった麦田は食べ方を工夫。
妊娠糖尿病でも無事に出産できた(2)-血糖値の上がりにくい食事法とは?-

Q.妊娠糖尿病になると早産したり巨大児になる?

A.絶対になるわけではない。

妊娠糖尿病だからって全員がそういうのなるわけじゃないから!!!!
軽症で先生の言うことよく聞いて治療している人なら、なおさらだから!!!!

ということで置きたいので、置きます。

麦田
麦田

(このためにブログ作ったまである)

破線が週数相当の推定体重上下限、白い×印が子の推定体重

妊娠期間中の子の推定体重の推移です。
一貫して順調かつ標準的で、羊水過多・形態異常、産後の新生児低血糖・新生児高ビリルビン血症なども起きませんでした。

影響を最小限におさえるためにも、お医者さんの指示にそって治療に取り組みましょう。

Q.インスリン注射は必ずするもの?

A.ごく軽症でない限りは使うことになる方が多いかと。

妊娠が進むにつれ、血糖値は上がります。
麦田は診断の2週間後からインスリン注射を開始しました。
ごく軽症の方は、使わずに出産を迎えられるかもしれません。

Q.妊娠糖尿病、たいへんだった?

A.「一病息災」…?

妊娠糖尿病になるまでの経過が順調だったので、冷や水を浴びせられた感はありました。
ただ、自分の体調に合わせて過ごしていた生活の軸を「なによりもまずはお腹の子のため」と変える、意識の転換点になったと思います。

補足

本稿は、軽めの症状の妊娠糖尿病と診断された方の参考になれば と思って書きました。
症状および治療内容については、個人の体験した一例です。

もし、記載されていない知りたいこと、ご不明なことがあればこちらからお寄せください。
場合によっては、本稿または関連記事に追記したいと思います。

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